コラム

１月４日、浅草へ初詣に行ってまいりました。今年は特に人出が多く、どこのお店も繁盛していましたね。今まで人が多いところは避けておりましたが、今回は賑やかな街中で心も踊ってワクワクって感じでした。さて、新年早々あなたもきっと目標を立てたともいますが、今日は、「振り返る力」について取り上げますので、ぜひ目標の見直しに参考にしていただければ幸いでございます。

「振り返る力」高める習慣

振り返りは、英語でリフレクション（reflection）と言われ、自分の行動や言動、内面の傾向を振り返り、改善点を見つけ出すことです。ビジネス上でも振り返りは業務効率を改善するためには欠かせません。また、教育現場や家庭、そして人生においても大事なことです。なぜなら、人は人生のうちに何度も過去を振り返り、前に進んでいます。例えば、振り返ることで「ここまでやってきた！」という達成感や「ライバルは昨日の自分！」と自分に打ち勝つ気持ちになった経験はありませんか。「自分で自分を認める」作業にもなって自己肯定感が上がり、どうすればさらに良くなるか考える材料にもなります。自らの人生を振り返り「ココが苦手」と自覚し、克服や解決の動機になります。さらに、これまでの経験の中から何を残して、何をアップデートするのかを見つけ、自分が望むことに繋げることにも役立ちます。だからこそ、忙しい日々の中でも「振り返り」を行う時間の価値がありますよね。

振り返りの落とし穴と注意点

良いことも、悪いことも、振り返ると自分の経験になるので、振り返りの時間はちゃんと設けたいものです。しかし、目的を履き違えた方法によっては逆効果になることもあります。例えば、自分を責めすぎてしまう人は、「自分を責めること」が目的ではないこと、その落とし穴には気をつけたい注意点です。振り返りは一人でもできる方法ではありますが、ネガティブな思考や傾向がある人は、肯定的な視点を持つ人と一緒に行うのもオススメです。なんでも自分でやらなくては、と思い込んでいたものをやめて、 苦手なことは人にサポートしてもらう選択肢もあります。思いのほか、気持ちが楽になりますよ！振り返りで重要なことは、ただ反省するだけに止まらず、「今後に生かすこと」が目的であることを意識して、建設的な振り返りができるタイミングを探してみましょう！もちろん「出来なかった事」を振り返るのは大切ですが、同時に「出来た事」も振り返ると、自分は目標達成や理想に近づいているという自信にもなり、前に進む力になります。

気楽に「３行日記」で脳活！

振り返りの効果を高めるために、フレームワークを取り入れる方法もおすすめです。課題や問題点、改善点が整理され、次につながる振り返りをしやすくなるとして様々なフレームワークがビジネスでも使われています。ここでは、シニアの方が日常で簡単に取り組める方法を紹介します。順天堂大学教授の小林弘幸医師が「３行日記」として自律神経を整える健康法として推奨している、以下３つを寝る前に1行ずつ書く方法です。 ① 今日、悪かったこと・失敗したこと ② 今日、良かったこと・感動したこと ③ 明日の目標・自分がありたい姿を宣言 この３行日記は簡潔で良いので、比較的簡単に実践できる点がポイントです。マイナスさえも吐き出してストレス解消に役立て、最後にポジティブな宣言で締め括るため、反省のような自分を責めるネガティブにはなりにくいです。ぜひ、試してみてください。

2022年の漢字は「戦」

毎年恒例の清水寺で大きな和紙に今年の漢字は「戦」が描かれましたね。その年の世相を一文字で表す漢字です。『戦』が選ばれたのは、アメリカ同時多発テロかが発生した２００１年以来２回目です。これは、一般募集で一番多かった漢字に決まるわけですが、やはり戦争のイメージが大きいですよね。ウクライナ軍事侵攻、安倍元首相銃撃、円安、物価高、冬季北京オリンピックで日本人選手の活躍と熱戦、サッカーワールドカップなどといった『戦』が理由とのこと。昨年らしい漢字ですが、コロナに関しても、まだ『戦』が続きそうで、なんとも複雑な気持ちで考えさせられます。人生においては、誰もが悩んだり、悔やんだり、踏ん張りどきがあり、自分との戦いがあります。その戦いを支えるパワーの源、帰れる家がある、物が食べられる、家族が健康で元気にいてくれているなど、今ある「当たり前」を大切にして希望の未来へ向けて頑張っていきたいですね。今年は、明るい漢字が選ばれるような年になることを願います。

まとめ

毎年、年末年始のイベントが活気づく時期になりますと、月日が経つ早さに驚きを感じます。お陰様で昨年も無事に営業させて頂きました。心せわしい年の暮れも過ぎ、新しい年に入っても、何かとご多用とは存じますが、お体にお気をつけて素敵な２０２３年をお過ごしください。皆様とのご縁に感謝し、希望の新春を迎えられますことを社員一同心よりお祈り申し上げます。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。本年もより一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。