コラム

厳しい暑さの毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。多くの学校が夏休みに入りました。コロナ5類移行後初の夏休みだけあって、お盆や夏休み期間の夏の商戦も本格化し、盛り上がっています。いよいよ夏の行楽シーズンが到来しました。各地で伝統的なお祭りも復活し、賑わいを見せています。思いっきり夏のイベントを楽しみたいですね。今日は、真夏の暑さに負けないよう熱い話題をお伝えします！

８月ピークの「ラン活」とシニア世代

「ラン活」って、ご存知ですか？「ラン」＝ランドセル、「活」＝活動。つまり、『ランドセルを買うために行う活動』のことを指します。かつては、男の子は「黒」、女の子は「赤」のランドセルが定番でしたが、現代では「カラフル」な色になりました。夏までに決めないと選択肢が減るため、早期に納期を確認する人が増えています。また、少子化の影響で受注生産が主流となり、豊富な種類と高価格なランドセルが増えました。さらに、多くの祖父母が孫のランドセル代を支払っているという調査データもあります。 これらの背景から、シニア世代も孫のランドセル選びに関心を持ち、早期の購入が必要とされています。「ラン活」のピークはゴールデンウィークや夏休みで、家族三世代で選ぶことが一般的です。シニア世代も孫と一緒に展示会やショールームに足を運び、ランドセル選びに参加する機会が増えています。少子化が進む中で、シニア世代は大切な孫の成長を喜び、特別な贈り物を通じて絆を深めることができます。また、ランドセルのデザインや機能性など、選ぶポイントにも注目しています。シニア世代も孫の新たな一歩を支えるために、熱心に「ラン活」に参加しているのです。

今どきの「孫育て」事情について

共働き世帯の増加に伴い、「孫育て」が注目されています。祖父母の存在は子育て世代にとって頼もしいサポートですが、昔と今では子育てに関する常識や価値観が異なるため、うまくいかないケースもあります。関連講座が開催され、円滑な孫育てのコツを学ぶことが重要視されています。共働きの世帯が増える中、祖父母の協力が求められる一方で、子育て方法の違いに戸惑い疲れてしまいます。孫育てが求められる理由や祖父母と孫・その親との距離感を考えることが大切です。孫育ては、地域のつながりを実感できる機会でもあります。人生100年時代で、子育てを終えたシニア世代が孫の誕生を迎え、孫育てを楽しむシニアも増えています。共働きの世帯が増えた今、祖父母の力＝シニア力を活かし、地域の子育て力のアップを担うのも頼もしいことですよね。

孫育ての心得１０か条とは？

子育て世代の声、祖父母世代の声から生まれた「孫育ての心得１０か条」をご紹介します。 ＜孫育ての心得１０か条＞ １．育児の主役はパパ・ママ、祖父母はサポーター ２．パパ・ママの話を聞く ３．今と昔の子育ての違いを知る ４．とがめるより、補う ５．他の子、親と比べない ６．手、口、お金は出しすぎず、心と体力にゆとりを！断る勇気も持とう ７．「ありがとう」「ごめんなさい」を言う　親しき仲にも礼儀あり ８．孫のほめ役、夢の最強応援団になる ９．自分のライフスタイルも大切に 10.老いていく姿を見せる

NPO法人 孫育て・ニッポンより参考にしてください。 https://www.magosodate-nippon.org/10kajo/

孫のいないシニアも増える

孫のいないシニアも増えてきました。これまでは孫が可愛いくてしかたがない、孫が生きがい、というシニアが一般的でした。しかし、超少子化の中で、家族や世帯の形も変わりつつあります。孫がいても寂しい方もいますし、孫がいなくても寂しくない方もいます。また、ご近所のお孫さんや他の子供たちに優しく接している方々もいます。これを、他人のお孫さんのことで「たまご（他孫）育て」と言い、地域活性化にもつながります。そんな姿を見ると、幸せな気持ちになります。今は情報や楽しめるものにアクセスしやすくなり、いろいろな分野に触れたり、楽しみを見つけたりできます。孫がいる方はもちろん、遠くに住んでいる孫とも通信技術を使って関わることもできる、いい時代ですよね。考え方や感じ方を変えれば、自分の環境を良くすることもできますし、やりがいや生きがいも見つけることができます。年を取ることも素敵な人生観を持って、自分らしく素晴らしい人生を生きていきたいですね。

まとめ

シニアの方々は、「孫育て」だけでなく、「たまご（他孫）育て」も楽しめます。新しい趣味や地域の活動、ボランティアに携わることで、人とのつながりや貢献の機会を見つけることができます。充実した日々を送り、生きがいを感じることが大切です。これからは、新たなビジネスのチャンスも見えてきそうですね。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。