コラム
GWは「シニア枠」と「孫ビジネス」が熱い?!
- 2022.04.20
- シニアマーケティング
まもなく春の大型連休が訪れ、本格的な行楽シーズンが到来します。今年のゴールデンウィーク(GW)の日並びは、最大で10連休も可能だとか。とは言え、長引くコロナ禍で「今年は、どう過ごそう?」と、連休などの予定を立てるのが難しいと感じている方もいるでしょう。コロナ前までは戻らないものの、去年よりはお出かけする人が多いようです。今日は、GWに関連するテーマを取り上げます。
孫ビジネスが熱い?!
子どもの成長を祝う『こどもの日』は、「孫を持つシニア世代」をターゲットにした、「孫ビジネス」も熱くなる時期です。その理由は、男児の健やかな成長と幸せを願う「端午の節句」の“お守り” 的存在である「五月人形」。また、来春の小学校入学に必要なランドセルを買うために行う活動である「ラン活」商戦も始まっているからです。どちらも、大イベントで親世代には高額な出費です。少しでも手助けしたいという想いと孫のためなら支出を惜しまないシニア層の取り込みに流通各社が注力しています。 つまり、いつの時代も変わらず「孫の力は絶大」ということです。どうやら、近年は「孫のランドセルを買ってあげたい」と考えている祖父母は多いようで、嬉しい反面、ケンカになることもあります。そのため、事前に相談し合う三世代のコミュニケーションが大事になってきます。シニア層に向けた孫ビジネスには、孫を激愛する祖父母の買い物心をくすぐり、三世代の交流を促進させるコンテンツが鍵になります。「誰をターゲットにして何を伝えたいのか?」を明確にして商品やサービスの価値を届けることは大切です。
「シニア枠」を知らなきゃ損!
年を重ねたからこそ対象になるシニア向けの優待サービスがあります。自治体で実施されている施設などの利用が優待される「シニア枠」のサービス。全国で導入されているシルバーパス制度や特典など。その他にも、知らなきゃ損する!シニア割が多くあります。例えば、「飛行機/カラオケ/映画館/カルチャーセンター/レジャー施設/スポーツ施設」など。また、美術館・博物館が無料または割引になる、観劇料金が割引になることもあります。お近くのサービス、施設を一度調べてみると、思わぬ割引が見つかるかも知れません。シニアに仲間入りしたからこそ、その特典をどんどん利用して楽しみましょう!人生100年時代、今後、「シニア枠」はますます増えていくでしょう。どんな特典が出てくるのか、シニアの一員として僕も楽しみです。
母の日は企業イメージアップ
GWには母の日(5月第2日曜日、今年は5月8日)」もやってきます。母の日は、ギフト商戦が盛り上がる5月の一大商戦期で絶好の販促チャンスです。市場が活性化する、さまざまな販促手法があります。
代表的な3つをご紹介します。
(1)親子で体験できる「母の日イベント」を開催する
(2)「母の日ギフト」でプレゼントを渡す機会を提供する
(3)母の日と連動させた「キャンペーン企画」で企業PR
母の日の販促は、子どもが親に感謝するのをサポートする活動でもあります。そのため、販促効果だけでなく、企業イメージアップにもつながります。ぜひ、会社や商材のPR、企業のファンづくりに役立ててみてはいかがでしょうか。
GWの前に済ませておきたい用事
GW期間中は銀行や行政機関、病院はカレンダー通りのお休みのところが多いので、「うっかり」して困らないように事前に済ませておきたい用事をお伝えします。 ▶︎病院の定期受診&薬の処方 連休前に一度病院に足を運び、薬なども処方してもらうといいかもしれません。 ▶︎役所などの行政機関の利用 証明書の取得や手続き等を予定されている場合は、GW前に済ませておきましょう。 ▶︎銀行・郵便局 休みとなるのは窓口のため、ATMは利用可能。コンビニにもATMを設置している店舗が多いので入金・出金の心配はありません。しかし、窓口で必要となる手続き等の予定がある場合は連休前に済ませておくと安心です。 ▶︎通販ネットの利用 GW期間中でも通販の申込みは24時間可能です。しかし、カレンダー通りに配送作業を休んでいるところも多く、発送が完了するまでに通常より時間を要する場合があります。通販で欲しい物を購入予定の方は早めに注文を済ませておきましょう。 ▶︎宅配サービスの予約 コロナ禍ということもあり外食を自粛している方も多いでしょう。家族の帰省や、親戚で集まる予定があるという方は、特に早めに予約をしたほうがいいかもしれません。
まとめ
今年こそは、少しでも家族や友人とのリアルな交流が実現できるGWになることを期待したいですが、感染者数の増減を繰り返しているなかでは、悩ましい状況でもあります。いずれにせよ、精神的にも体力的にも無理のない過ごし方で心身ともに充電できる時間を過ごしましょう。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい!」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。