コラム

酷暑の日々、いかがお過ごしですか？猛暑お見舞い申し上げます。災害級の暑さの到来です。どうぞご自愛ください。中国・九州地方を中心に発生した大雨により被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。ご不安な気持ちでお過ごしの方もいらっしゃることと思います。被災地の一日も早い復旧を、祈念しております。今日は、注目されている話題を取り上げてお伝えします。

82歳の非常識な挑戦とは？

宮崎駿監督の新作アニメ映画『君たちはどう生きるか』が7月14日に公開されました。この作品は監督が引退宣言を撤回して10年ぶりに監督を務め、約7年の制作期間をかけて作り上げたものです。公開前は映画の内容を明らかにせず、宣伝も行わずに観客に見てもらいたいという意図がありました。これにより、本当にジブリが好きな人や口コミで魅力を感じた人が見ることで、どれほどの成果を上げられるのかが注目されました。異色の戦略でしたが、公開初日から4日間で135万人を動員し、興行収入は21.4億円に達したと東宝の発表です。2001年に公開された大ヒット作品「千と千尋の神隠し」の公開後4日間の興行収入19.4億円を上回る結果だそうです。すごいですね！これは宮崎監督の信頼が築き上げたもの以外には説明できないでしょう。仕事で信頼を得ることは、こういうことですね。この作品の制作は75歳の時に着想を得たもので、宮崎監督は現在82歳です。シニア世代の活躍には希望と勇気をもらえますね。制作初期には、「宮崎駿は孫のために作っている」とスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏が言っていたそうです。宮崎駿監督も孫の存在が原動力となったのでしょうか。親近感の湧くエピソードですね。『君たちはどう生きるか』は宮崎監督の集大成とされており、観た方々の感想も賛否両論で分かれています。その問いに対する解釈は人それぞれで異なるのも見どころなのかもしれません。シニアの方々もシニア割を利用して、映画館で楽しい時間を過ごすのも良いですね。

新SNSの「Threads（スレッズ）」

インスタグラム・Facebookを運営するMeta社が、『Threads（スレッズ）』という、テキストベースで会話ができるアプリを7月6日にリリースされました。インスタグラムと連携しているテキストベースの会話アプリです。無料で使用でき、短文でのコミュニケーションを取ることができるSNSです。すでに使っている人もいますか？登録者数がわずか5日間で1億人を突破したそうです。その速さは、ChatGPTが2ヶ月かかったのに対し、TikTokが9ヶ月かかったことを考えると驚異的です。Meta社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、「やさしい空間を作りたい」と述べています。Twitterで見られるようなネガティブな要素を排除し、心地よいコミュニケーションの場を提供したいという意志を感じます。使う側としても、そんな環境になってほしいですよね。インスタグラムをビジネスやコミュニケーションの手段として活用している方にとっても、スレッズは試してみる価値があります。将来的にどれだけ盛り上がっていくのかはまだわかりませんが、ぜひ一度、使ってみてはいかがでしょうか。

ますます二極化する世界

私たちは今、大きな変化の時代に生きています。世の中は二極化が進むと言われます。人生を本気で変えていくと決断する人と、現実にモヤモヤしながらも変えていく決断ができずに、現状維持を続け悩みから抜け出せない人と極端に分かれていくのだそうです。今後ますます、この傾向は顕著になり、さまざまな分野で差が広がり影響を受けるとされています。自分の人生を良くするために勇気を出して決断するか？その勇気が出せずに、今を嘆き続けるのか？自分次第ということです。未来を切り開いていく上では、今が頑張り時なのかも知れません。今できることから、少しずつでも一歩を踏み出せたらいいですよね。

売るのではなく、好かれる

情報社会の進展により、「言っていることは皆同じ」「そんなことは知っている」という状態になることが増えています。デジタルツールの高度化や情報の速い拡散は、消費者が商品やサービスを選ぶ際に感情や共感に重きを置くようになりました。例えば、今回のスタジオジブリ映画の前代未聞の宣伝戦略から、ファンの飢餓感を刺激し、公開直後に感想がSNSで拡散され、口コミによってバズりが生まれます。この売れていくプロセスを見ていると、宣伝よりもシェアや紹介されるコンテンツを提供することの重要性を学びます。つまり、「売るのではなく、好かれる」という考え方です。改めて、情報発信の戦略を見直していきましょう。

まとめ

ビジネス戦略を見直し、共感を呼び起こす情報発信が求められています。また、シニアの方々が一人で抱え込まないように思いやりのある仕組みやサービス提供を考えていきたいものです。暑い日が続きます。水分や塩分、スポーツ飲料などをこまめに取り、熱中症予防に心がけましょう。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。