コラム

新たな年が始まると、多くの人が「今年こそ何かを成し遂げたい」「こんな人になりたい」と考え、新たな目標を立てることで気持ちを引き締めます。「今年はこんな年になるといいな」と気持ちも新たにしている方も多いのではないでしょうか。さて、あなたはどのような目標を設定しましたか？新年の抱負や目標は、もう決まっていますか？しかし、一方で目標設定に苦手意識を持つ方もいるでしょう。今回は、すでに目標を決めた人にも、まだの人にも、賢い目標の立て方と、それを達成するためのコツをお伝えします。

春の訪れや新しい年のスタート

2024年2月4日の「立春」は、春の訪れと新しい年のスタートを告げる日です。立春は、古くから中国で使われてきた太陰暦に基づく二十四節気の中で最初の節気で、一年の始まりを意味します。節分の翌日にあたり、邪気を払い新たな目標を立て、新しい挑戦を始めるのに適した時期とされています。春はもうすぐですが、まだ寒さは残ります。特にシニアの方々にとっては、この時期の冷え込みや乾燥により心身の不調や体調を崩しやすいため、早めの対策とケアが重要です。健康に留意しつつ、季節を味わう美味しい料理や縁起物を楽しんで、春の訪れを祝う良い機会でもあります。節分の翌日という特別な位置づけのため、春の気配を感じつつ、身体と心を温め、新しい季節を迎える準備をすることが推奨されます。新しい希望や活動のきっかけを見つけ、心身の健康を第一に考えながら新しい年のスタートを元気に迎えることは、一年を通して良い運気を引き寄せるのに役立ちます。

目標へ取り組む５つのメリット

シニアの皆さんにとっても、自分自身で明確な目標を設定し、それに向かって努力することは大きなメリットがあります。（１）モチベーション向上：自分で設定した目標には、より積極的に取り組む姿勢が生まれ、モチベーションが高まる。（２）自信と前向きな気持ち：目標達成の過程で自信がつき、より前向きな気持ちになれる。（３）行動力の向上：具体的な目標を持つことで、主体的な行動力が身につく。（４）時間の有効利用：目標に期限を設けることで、時間を効率よく活用する習慣が身につく。（５）将来の見通し：長期的な視点で目標を設定することにより、将来の夢や計画に向けたステップアップが可能に。目標を設定し、それに向けて一歩一歩進んでいくことで、充実したシニアライフを送ることが可能になります。

目標を設定する４つのステップ

目標を設定する際には、次の4つのステップを踏むことが有効です。 （１）目標項目の設定：目標は大きく4つに分類されます。①得意なことをさらに伸ばす、②苦手なことを克服する、③現状維持を目指す、④新しい取り組みを始める。（２）達成基準の決定：目標は数値化して達成度を明確にすることが重要です。数値化が難しい場合は、具体的な達成状況を設定します。（３）期限の設定：目標達成のための期限を決め、限られた時間の中で効率的に進める努力をします。（４）達成計画の立案：目指す目標に到達するためには、具体的な行動計画が必要です。これらのステップを踏むことで、シニアの方々は自身の目標に向けて効率的かつ効果的に取り組むことができます。

小さな成功を喜ぶ習慣づくり

「理想に向かって行動したいのだけれど何からすればいいか分かんないな…」そんな風に思ったことはありませんか？目標設定には、5年後や1年後、1ヶ月後のような大きな目標だけではなく、小さな目標の設定も大切な要素です。成功への第一歩は、すぐに達成できる小さな目標から始めること。たとえば「1日に1回以上ご飯を食べる」といった、自分にとって非常に簡単で達成可能な目標が理想的です。笑ってしまうほど小さな目標も、達成することで自信が生まれ、目標達成への喜びや習慣を育てることができます。このようにして自信を積み上げていくと、徐々に大きな目標に挑戦する準備が整います。小さな成功体験を重ねることで、無意識のうちに大きな目標達成へと進歩している自分を発見することでしょう。目標設定のプロセスは、小さな達成から始まり、徐々にスケールを大きくしていくことで、最終的には思い描いていた大きな目標も達成できるようになるのです。

まとめ

目標を立てる際には、まず自分にとって重要な分野を選ぶことです。仕事、財務、健康、休息、趣味、人間関係、ライフワークといった幅広い分野から、特に重要と感じる３つを選定します。選んだ分野に対して具体的な目標を設定することで、自分の価値観に沿った「３大目標」を形成し、それらを実現可能かつ意義深いものにすることができます。このプロセスを通じて、自分にとって前向きで実現可能な目標を設定してみましょう。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。