コラム

スーパーシニアの秘めたパワーが熱い!

2022.08.04
シニアマーケティング

暑中お見舞い申し上げます。厳しい暑さの毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。 全国各地で感染者の数が爆発的に増える中、多くの学校が夏休みに入りました。3年ぶりの行動制限のない夏休み、お盆や夏休み期間の夏の商戦も本格化し、夏の行楽シーズンが到来です。引き続き、感染対策を徹底して夏のイベントを楽しみたいですね。今日は、真夏の暑さに負けないように熱い話題をお伝えします!

暑さ対策にクールな日傘男子!

 

6月の全国百貨店売上高は4ヵ月連続のプラスになっているとテレビのニュースで取り上げられていました。なかでも、行動制限がない夏の商戦では、意外なものが売れているというのが「日傘」です。日傘というと女性が持つ物というイメージがありますが、近年、記録的な猛暑日が多くなった影響もあり、男性用の日傘の売上が伸びているそうです。確かに、街中でも日傘を差して歩く男性を、よく見かけるようになりましたね。環境省によりますと、気温30℃の暑さのもとで日傘をさすと、帽子をかぶった場合よりも汗の量が17%減るということです。真夏の炎天下の外出時には、外を歩いているだけでも強い日差しにさらされるので、熱中症になる危険性もあります。しかも、新型コロナウイルスの世界的な流行により、マスク着用でリスクの高まる熱中症への対策として、傘差し登下校に乗り出す小中学校も出てきているようです。

<主な日傘のメリット3つ>

① 体感温度の軽減により熱中症対策になる

② 紫外線カットにより老化や皮膚がんのリスクを避ける

③ 晴雨兼用傘もできるので便利で実用的に使える

もはや、日傘は日除け対策だけでなく、熱中症対策など、女性男性関わらず、私たち自身を守るための大切な夏のアイテムの一つになりそうです。

スーパーシニアが熱い?!

 

最近、広告やCMなどの様々な分野で魅力的なシニアの方が起用されているのを目にする機会が増えたと思いませんか?その中でも注目され大きな反響と話題になっているのが、ACジャパンの2022年度全国キャンペーン広告としてテレビCMで7月から放映されている「寛容ラップ」です。ご覧になりましたか? 1年間にわたり、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのメディアで放送・掲載されるそうです。そのテーマと鍵となるメッセージは、「たたくより、たたえ合おう」です。出演されている強面の人気ラッパー呂布カルマさんがお婆さん相手に優しいバトルが繰り広げられ、攻撃し合うのではなく、相手を尊重し認め合うことの大切さ、そこから生まれる交流を伝えています。また、手話通訳の人がノリノリになって表現しているのも大きな注目が集まっています。その企画の背景には、互いを否定したり侮辱したりしないラップバトルをするというアイデア、若者とお婆さんが連携する登場人物たちの意外性とギャップ、何より強烈なインパクトがある面白さがあります。

シニアの力を子どもの教育に活かす

 

生涯現役で最期まで輝き続けるために、シニア起業でもう一花咲かせる、地域交流で誰かの役に立つ、趣味三昧で人生を満喫するなど、選択肢を創れる時代です。シニアの力を子どもの教育に活かしていこうと、自治体などでもシニアの学びと活躍の場を創出する施策の一つとして、シニアの方たちの豊かな知識や経験を子どもたちへの教育に活かす取組みが進められています。例えば、岐阜県の教育委員会主催で「岐阜スーパーシニア教育学講座」などが実施されています。こうした生涯現役の輝くスーパーシニアの秘めたパワーを引き出すような活動や場が増えることで、日本が活性して明るい未来への期待も高まりますね。

レッドオーシャンVSブルーオーシャン

 

夏と言えば、多くの人が癒しの青い海をイメージしますよね。ちなみに、ビジネス用語には、「レッドオーシャン」や「ブルーオーシャン」という言葉があります。ブルーオーシャンとは、競争相手のいない未開拓市場のことで、文字通り「のどかで穏やかな青い海」のような市場です。競争相手がいないということは、今まで誰も考えつかなかった新しいビジネスこそがブルーオーシャンであり、自由な発想やユニークなアイデアから生まれ、未知の市場を作り出す戦略をいいます。これに対し、競合が日々熾烈な競争状態にある既存市場のことを「レッドオーシャン」と呼びます。文字通り「血で血を洗うような真っ赤な海」のような市場です。例えば、最近レッドオーシャン化した市場といえば、格安スマホや格安SIMなどのMVNO市場が挙げられます。数年前までは数社しか参入していなかった同市場も、今や数百社による激しい争いが繰り広げられています。しかし、高齢化率は今後さらに上がっていくにも関わらず、未だシニア市場はブルーオーシャンなのです。

まとめ

 

人の心を突き動かすだけの魅力、つまり「ときめき」を生み出さなければ、お客様は行動を起こしません。他にはない「独自の魅力」を引き出すために、漠然としたものを明確にし、最も輝けるポジションを確立することができた時、「お客を追いかける立場」から「お客様に追いかけられる立場」に変わります。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい!」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

神開隆一のメルマガ
神開隆一のシニアマーケティングメルマガの購読申し込みは、こちらから登録いただけます。メルマガ登録していただいた方には「TMCニュースレター入門」(PDFデータ 24ページ)を無料でお渡しします。
神開隆一のメルマガ