コラム

サクセスフル・エイジングV S老害とは?

2022.12.08
シニアマーケティング

4年に1度のお祭り、サッカーFIFAワールドカップカタール2022が熱く盛り上がっていますね。初戦では日本代表が強豪ドイツを相手に歴史的な逆転勝利に感動で歓喜し、2戦目はコスタリカに0-1むなしく敗れてしまい、もうだめかと思っておりましたが、 次のスペイン戦では見事勝利しました。そしてベスト8をかけクロアチアとの対戦でした。前半先制点を取ったのは日本でしたので、これでベスト8確定だと思っておりましたが、同点に追いつかれPK戦で惜しくも敗退してしまいました。何が起こるかわかないスポーツの奥深さを思い知らされます。フィールドで戦う選手たちと心ひとつに、次回サッカーFIFAワールドカップでも「がんばれ日本!」サムライブルーを応援していきましょう。今日は、シニア世代にとっても大切な「応援力」を交えてお伝えします。

サクセスフル・エイジングとは?

 

サクセスフル・エイジングとは、アメリカで生まれた言葉で、年齢を重ねていくことを受け入れ、心も体も健やかに老後を迎えること。歳を重ねて様々な“衰え”を感じたとしても、生きがいを持って生活をすることが大切という考え方です。 <理想的の生き方や年齢の重ね方の3つの視点> (1)生物学的(不老長寿:なるべく老いずに長生きする) (2)社会学的(社会参加:趣味・ボランティア・人との交流など) (3)心理学的(人間力:老いても成長し人生が素晴らしいと思える) サクセスフル・エイジングを「幸福な老い」と捉えると、幸福感に満ちた年齢の重ね方こそが実践になりますね。今は昔と比べて健康寿命が延び、ネットや、SNSを駆使して活躍しているシニアの方たちも増えてきましたね!日本は世界でもサクセスフル・エイジングが進んでいるのだそうです。一見、エイジング(加齢)って悪いイメージがありませんか?しかし、年を重ねたからこそ知恵や経験を蓄え人間的な魅力が増す良いこともありますよね。例えば、お肉って「熟成」されて美味しくなっていくものもあれば、「腐敗」していくものもあります。それと同じで、要はエイジングも捉え方次第なら美味しい人生にしたいと思いませんか?

ざんねんな「老害」認定に注意

 

サクセスフル・エイジングと逆発想になる、「老害」という言葉を知っていますか?「老い」とは主に肉体の変化で、「老害」は主に精神面のことで周囲を不快にして害を与える行動や態度だそうです。対象はシニア60歳以上とかイメージですが、30代や40代でもなってしまうことがあるようで「若年性老害」と表現されていることに、驚きつつ感心してしまいました。 <具体的な特徴のチェック項目> □他責志向で感情的になって怒鳴る □常に自分が正しいと決め付け思い込む □自分の成功体験や価値観を押し付ける □違う世代の考え方を理解する気がない □否定語でコミュニケーションをする 老害は、無自覚・無意識のうちになってしまう恐れがあるということです。これは、油断大敵で気をつけましょう。いくつになっても思いやりの心で建設的に関わる意識と姿勢で言動・行動を大切にしていきたいですね。

ビジネスの視点と「加齢学」

 

人生100年時代を生きる上で加齢に伴う課題として、例えば生きがいや社会参加などに関する科学的研究や、科学だけではその解決の手立てを確立できない分野の学問として研究がされています。それが「加齢学」「老年学」と訳される「ジェロントロジー」という言葉です。加齢による人間の変化を、様々な分野から研究する学問です。今までは、主に、医療・福祉・美容という分野で生かされてきました。さらにはビジネスの視点から、企業がシニア層の人材をどう戦力化するか、シニア層の顧客をどう獲得するか、といったテーマについて考察する「産業老年学」も、ジェロントロジーの新しい領域の一つとして注目されています。専門家によると、その研究は、これから役立つことばかりになるそうです。高齢化をポジティブに生きる「サクセスフル・エイジング」で日本が画期的な社会システムを構築し、世界に提供できれば、大きな市場が広がっていく可能性に期待が高まりますね!

シニアこそ「応援力」を磨こう!

 

シニアこそ実践してもらいたい行動が「応援」です。応援って言葉を調べると「他人の手助けをすること・元気づけること」と辞書にあります。たった一言を伝えるだけでも応援になりますし、言葉を発さなくても見守ること、幸せを願うことも応援になり、誰でも実践できることです。また、大声で叱咤激励すれば良いというものもなく、評価や批判は応援ではないわけです。応援の本質はプラスの波動を伝えること。人は頑張っている人、全力を尽くしている人を応援したくなるものです。「応援力」を高めることで、<応援する→心が整う→自分も周りからの応援されていることに気づく→感謝と共に応援し合える→良い循環の流れが起こる>メリットがあります。日々の活力の源として、前向きに「自分を応援する」こともオススメです。ぜひ、試してみてください。物事が上手く回り始めるかも知れませんよ!

まとめ

 

歳を取ると「新しいことを覚えられなくなるからダメだなぁ…」と衰えを嘆きたくもなりますが、シニアこそ「応援の達人」になれます!ぜひ、今まで培ってきた知識や経験を活かして応援力を高めていきましょう。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい!」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。全力で応援します!

 

神開隆一のメルマガ
神開隆一のシニアマーケティングメルマガの購読申し込みは、こちらから登録いただけます。メルマガ登録していただいた方には「TMCニュースレター入門」(PDFデータ 24ページ)を無料でお渡しします。
神開隆一のメルマガ