コラム

春は、入学・入社など、新しい仲間との出会いや、ワクワクする新生活が始まる時期です。新しいことをスタートする良い機会でもあります。シニア層にとっては、大切なお孫さんのお祝いや準備も重なる時期ではありませんか？しかも、既に起こっている原油価格高騰などの影響で４月以降も、さまざまな「値上げラッシュ」が予想されています。人生の充実を図るために、今一度、生活を見直し考えてみましょう。

春にかけても値上げの嵐

この冬は原油の高騰に始まり、各種食品など様々な物が値上がりしました。しかし、この流れは今後も続くようです。食品、日用品、電気、ガソリンまで、さまざまな分野の料金が軒並み上がっています。必要以上の極端な買い溜めは推奨しませんが、4月以降、価格が変わってしまう前に早めの購入を検討してみると良いかもしれません。 そんな時は、生活を見直しませんか？まず家計を防衛するためにできることは、電気やガス、通信費といった、見直すと効果が大きい固定費の削減です。電気代の支払いでポイントが貯まるケースが多いので、ポイント還元率が高い会社を選ぶのも一つの方法です。買い物も、よく利用する店の会員になってポイントを貯めるなど、工夫次第で節約ができるでしょう。値上げラッシュに備えることは、今後の人生の時間やお金の使い方について考えるよいきっかけになるかもしれません。

シニアの働き方が変わる？

多くの人がより長く社会で働いていけるよう、2022年の4月から年金にまつわる制度が一部変わります。これにより、老後の収入を安定させる選択肢が増えます。

＜2022年の改正で年金を増やす選択肢が拡大＞

① アルバイト・パートで厚生年金保険に加入できる人が増加

② ６５以上は年金をもらいながら働くと、毎年年金を増やせる

③ 繰り下げ受給の開始可能年齢が７０歳から７５歳まで引き上げ

④ 確定拠出年金の加入要件が拡大 制度改正で、年金を受け取ることができる６０歳以上の方、いわゆるシニア層の働き方の幅が広がります。

前向きなシニアライフのために、今からできることを考えていきましょう。

「三大不安」の解消が鍵を握る

シニアの「三大不安」ってご存知ですか？その３つは、「健康」「経済」「孤独」というシニアが特に感じる大きな不安を言います。「老後の不安３K」とも呼ばれています。つまり、シニア向けビジネスのキーワードです。これらを取り除く商品やサービスには大きなビジネスチャンスがあるわけです。

（１）健康の不安：老いで生じる体の不具合

（２）経済の不安：老後の資金へ募る心配

（３）孤独の不安：人付き合いが疎遠になる

シニア層が感じる「三大不安」は普遍的なニーズで、時代が左右されず変わることがありません。しかし、シニアの意識やライフスタイルは平均寿命や定年の年齢などの変化により、年々変わってきています。特に、インターネット利用率の変化は消費行動に及ぼす影響が大きくなります。この「三大不安」を一挙に解消できるとして注目されているのが、「生涯現役」シニアが仕事を持って働き続けることです。収入を絶やさず、人と交流することができます。何より、やりがいを感じることは、イキイキ若々しさを保つことにつながります。

新たな「生きがい」を見つける

「このままの生活で大丈夫かな…。」と、シニア層は生活に漠然とした不安を感じるようになる人は多いものです。さらには、「生きがい」がないと、精神的に不安定になります。病気を発症しやすくなり、健康問題に発展します。健康に問題が起こると介護などへつながり、ひいてはお金の心配も発生してきます。会社を退職したら定年に関係なく、生きがい・やりがいを実感しながら“セカンドライフ起業”へチャレンジするのも選択肢の一つです。最初は「活かせるスキルや特技が思いつかない」という人は多いですが、これまで培ってきた経験や知識、そして人脈を棚卸しすれば、活かせるこが見つかるかもしれません。コンサルティングやライティング、空きスペースの活用まで様々な領域でシニア起業する方も増えています。まずは気軽に、「やりたいこと、できること、社会に望まれていること」などを紙に書き出すことからスタートしてみてはいかがでしょうか。新たな扉を開くきっかけになるかも知れませんよ！

まとめ

高齢化が進む日本です。人生100年時代の到来と言われ、シニア向けの商品サービスには、大きなマーケットのチャンスが潜んでいます。これからは、不安解消のための商品や情報提供の手段としてネットの活用がますます重要になってきそうです。シニアの「人生バラ色」をサポートする使命を胸に刻んでおります。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。