コラム

気づけば今年もあと３ヶ月を切りました！月日が経つ早さを感じて、人生あっという間に６０年！これまで、いろんなことがありましたね。歩んできた時間、手に入れたもの、出会った人、経験など、どれもかけがえのない大切なものです。人生の後半を「自分らしく身軽に幸せに生きる」シニアライフのために！今日は、注目される「定活」を取り上げてお伝えします。

注目される「定活」とは？

まだ耳慣れない言葉ですが、「定活（ていかつ）」って言葉を知っていますか？最近メディアで取り上げられ、関連する書籍なども出版されていて注目されている言葉です。老後を豊かにするために、事前に仕事・お金・人脈などについて考え、個人がさまざまな準備を進める『定年前活動』のことを、略して「定活」と呼びます。人生１００年時代において、セカンドキャリアや生きがい探しをしっかりしながら歳をとるという準備です。高齢化社会において、多くの人が、どこかで向き合うことになる人生の大きな曲がり角です。一般的に、６０歳や６５歳のイメージでしたが、今はもっと早く訪れ、ミドルシニアと呼ばれる、５０歳から意識する方も多いようです。確かに、定活を始めるのに、早すぎることはありません。自分自身と向き合うことで残りの人生を自分らしく生きていくために、じっくり考えて明るい「シニアライフ」を迎えていきたいですね！

「定活」と「終活」の違い

「終活」は、一般的に知られているように「人生の最期を迎えるために行うさまざまな準備」、「最後まで自分らしく生きるための準備」とされています。そのため、多くの人は６０代でようやく意識しはじめるのではないでしょうか？例えば、人生の最期にあたり、相続や金融資産、そして医療措置といった事項は残された家族が困惑しないように、本人が生前にきちんと決めておくことを大切にされた考えです。つまり、「定活」は定年後に向けた事前の準備、「終活」は人生最期に向けた生前の準備と言えます。これらに共通することは、「不安や心配に備える」ことが大きな目的になります。

６０歳からのセカンドキャリア

人生１００年時代において、人生後半の過ごし方やセカンドキャリアを考える必要性が増しています。「セカンドキャリア」という言葉は、もともとは引退を迎えたプロスポーツ選手のキャリアチェンジを指す言葉でしたが、定年退職後や女性の出産育児後の 「第二の人生における職業」を意味する言葉としても使われていました。しかし、シニア世代が顧問に主任したり、また、コンサルタントとして起業することも珍しいことではなく、シニア世代が活躍している今では、「セカンドキャリアの定義」も大きく変わってきています。常に環境は変化していることを意識しながら、自分にとって何が大切かを見極め、必要のないことを削ぎ落とし、自分らしく暮らしを整えることが、豊かな第二の人生を迎える鍵になるのかも知れません。定活の主なポイントは、「自分がやりたいことを明確にする。気持ちの良い人付き合いをする。身体が資本で健康維持をする。」ことです。これからの人生を見据えた新たなステージへの挑戦の準備と言えます。とは言え、肩の力を抜いて自分らしく身軽に幸せに過ごしていきたいですよね。

紙に書き出して心の整理

計画的に物事を進めていても、思いがけないトラブルや心配事が舞い込んできたりして、ストレスを感じるものです。ストレスにさらされ続けると、常に緊張モードを強いられることになり、やがて食欲不振や不眠、気分が落ち込んで何事にも意欲が湧かなくなるなど、うつ状態に陥ってしまうことになりかねません。目の前のことに追われていると、ストレスが溜まっていることに気づきにくいものです。だからこそ、不調をきたす前に、毎日の生活の中で自分の状態に気づいて、心と体を労ってあげることも大切です。そのために、簡単にできる行動として、ノートや手帳など紙に書き出してみる方法はオススメです。心配や不安で落ち着かない時は、気持ちのモヤモヤ、自分が不快になっていること、イライラしていることなどを、そのまま紙に書き出してみるのも、思いのほかスッキリします。しかも、書き出すことで、自分の思考や考えを客観視することができるようになり、気持ちが落ち着いてくるので、冷静になって次にとる行動が見えてくるメリットもあり、定活にも役立ちます。ぜひ試してみてください！

まとめ

人生には節目があり、それらを前にしてさまざまな準備が行われます。シニア世代だからこそチャレンジできる「楽しく、自分らしい過ごし方」を実現できると良いですね。人生の後半をより良くするため、少しずつ準備を行っていきましょう。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。