コラム

ようやく緊急事態宣言が解除されて、関東地方も梅雨入りです。梅雨が明ける頃には、すこしは事態が良くなっていてほしいと思うのですが、どうでしょうか…。まだまだ油断できない状況ですね。今日は、コロナ禍でSNS投稿の定番ハッシュタグになっている「#おうち時間」に注目し、マーケティング視点で販促施策を考えていきます。

デジタルとアナログの併用

新型コロナの感染拡大に加え、長梅雨、猛暑などの影響を受け「#おうち時間」のSNS投稿は増え、いまやニューノーマル（新常態）をあらわす定番ハッシュタグとなっているようです。雨の日は外出を控え、ネットを使用する人が多いという調査結果もあります。雨による客足の減少が気になる梅雨の季節こそ、ネットをうまく活用した、デジタル販促のアプローチは効果的です。「Happy Rainy！」　雨の日に、いいコトがある！特典などをきっかけに、行動を思い立つ方も多いです。早めに予約する特典、クーポン付与、顧客の決断を後押しできるように工夫する価値があります。また、梅雨は美しいアジサイの花に出会う楽しみもあります。気持ちが明るくなる紙のダイレクトメールDMを使った、関係性構築型のアナログ販促は効果的です。なぜなら、人は、情報に振り回され、デジタル疲れしている時こそ、アナログのコミュニケーションに心が動きます。販売促進を成功させるためには、状況に応じて、さまざまな工夫が必要になることを痛感するばかりです。

シニアのSNS事情

インターネットやSNSというと「若者が利用するもの」というイメージを抱きがちです。しかし近年、シニアのSNS利用者が増加していることをご存知でしょうか？60代以上もスマホへのシフトが当たり前と言われる時代です。スマホから簡単にアクセスできるSNSは、孤立してしまいがちなシニアの新しいコミュニティとして広がってきています。なかでも今、注目となっているメディアは「Instagram（インスタグラム）」です。これからは「タグる」時代！とも言われるほど、「ググる」のでは遅いようです。現在は、日本だけでも3300万人以上のユーザーを突破し、50代から60代以上の利用者も600万人以上いると言われ、この数はここ数年で急激に増えたといわれています。ユーザーが「好き」なものや「欲しい」ものの情報を得るときに使われるようになったInstagram。今では、企業が商品を広く認知させたいとき、商品の販売を促進したいときに活用されることも多くなってきました。インフルエンサーの運営会社の方からのお話によると、スマホが普及し、インターネットになじんでこられているシニアの方にも反響があるようですよ。インスタグラムで活躍する「シニアインスタグラマー」と呼ばれる人も存在します。何にしても始めるのに遅いということはありませんね！

Instagramマーケティング

Instagramの広告は、Facebookと連動し、AIによって利用者にとって関連性が高いコンテンツや話題性のある投稿が表示されるようになっています。そのため、個人の趣味嗜好に合わせた投稿コンテンツも表示します。つまり、年齢・性別別にターゲット分類し、年代・男女以外に、どんな趣味を持っているか？など、既にあるデーターベースを活用して、広告が配信されるということです。例えば、旅行好きの方は、旅行やカバン、ゴルフ好きの方は、ゴルフ用品など表示されるのです。消費に旺盛なシニアは、気に入った商品があれば、新しいメディアでも購入する可能性が、ますます高くなりそうです。また、Instagramのショッピング機能（Shop Now）をご存知ですか？ECサイト運営者の方にとっては顧客の獲得や販売促進を手助けしてくれる、とても有益なツールです。すでに導入した人の中には、ショッピング機能を追加したことで、「売上が２倍に増えた」という人もいます。この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

2021年は祝日変更ご注意！

東京五輪が今夏へ延期された影響で、今年は三つの祝日が開閉会式の前後に移動されています。携帯のカレンダーと手帳が違うことに気づきビックリする人や、情報を知らない人もいらっしゃるようです。 ※変更の詳細は、 下記の「首相官邸URL」でご確認ください。 https://www.kantei.go.jp/jp/headline/tokyo2020/shukujitsu.html

ところが、改正法の成立は昨年11月末だったため、発売に間に合わず市販されたカレンダーや手帳には変更が反映されていません。本来の祝日がそのまま記載されていますが、7/19と8/11、10/11はいずれも平日となります。2021年の7月は４連休、8月はお盆前に２連休、10月は祝日無し！気をつけないと、ご注文の配送日や銀行営業日など、何かと業務で間違ってしまうことが発生しそうです。誤認すると思わぬトラブルの恐れがありますので、どうぞ気を付けください。

まとめ

何かと予期せぬ出来事へ柔軟に対応し、デジタルにアナログ、どちらもうまく併用して、影響力ある「伝わる」ための実践へ力を注いでいきたいですね。寒暖差や気圧の変動、さらにコロナ感染対策と上手に付き合いながら、万全な状態で夏本番を迎える準備をしていきましょう！シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。