コラム

日本でも定着してきたアメリカ発祥のセール「ブラックフライデー」を迎えて、クリスマス・年末商戦も本格化してきました。季節も冷え込みが増して、真冬の空気になっていきますね。寒さで血の巡りが悪くなり、体の中の疲労や不調を引き起こしやすい季節でもあります！今日は、健康のためにも「温活」を取り上げてお伝えします。

元気なシニアの温活

実は冷えに悩むシニアも少なくありません。その理由は、加齢に伴う衰えで自律神経の働きが低下するため、気温に対する反応が鈍くなって、体温調節もうまくいかなくなります。その結果、寒い季節に体が冷えてしまいがちです。体が冷えると免疫が下がって、引き起こすのが多彩な症状。例えば、腰痛や関節痛、頻尿、疲れやすい、風邪を引きやすいといったカラダの症状だけでなく、うつやイライラといったココロの症状も起こってしまうのです。近年はクーラーが効いたオフィスが多く、夏でも冷え対策が必要な環境です。“温活”という言葉も定着して、入浴剤、貼るカイロ、漢方で体質改善など、一年中対策に関連する商品やサービスが出続けて温活市場は活発化しています。　つまり「冷え」という症状は、さまざまな病気の原因を引き起こすことなることが多く、元気なシニアの温活は健康でいるための予防になるわけです。

すぐ実践できる冷え対策は

「冷え」を改善することは「体質改善」にもつながるため、冬だけでなく、1年を通して「冷えない体」にしていきたいものですが、ただ「温める」だけでは、効果はありません！！では具体的に何をしたら良いのか？簡単にできる方法３つ紹介します。

① 1日10～15分程度、体を動かす

② 入浴＆呼吸法で血流を活性する

③ 腸を元気にする食材を摂る

近頃注目されているのが「腸」を温める「腸温活」です。腸は「第二の脳」と言われる重要な器官。「腸活」がブームになったように、腸内環境を整えることが健康＆美容にとって重要ですが、実は「腸を温める」ことが冷え対策にも良いことがわかっています。 根菜類や白湯など体を温める食べ物は積極的に取り入れたいですね。

お風呂は日本の文化

お風呂は日本の文化ですよね。しかも、たくさんのメリットがお風呂にはあり、現在では科学的に解明されています。最近の調査から「冷え」をストレスと感じる方は約6割に達し、睡眠に悩みを抱えていることがわかったようです。冬の寒さからくるストレスは、「自律神経」の乱れ、睡眠サイクルを悪化させてしまう恐れがあります。さらには、寒さでココロやカラダも縮こまってしまい、ヤル気がわかない悪循環に陥ってしまいます。「寝つきが悪い」「眠りが浅い」「夜中に何度もおきてしまう」「寝ても疲れがとれない」などと、お悩みなら、お風呂は、とっておきの方法です。

＜お風呂のメリット＞

◎ポカポカと身体をあたためる ◎血の巡りがよくなる ◎溜まった老廃物のデトックス ◎疲労回復に病気予防 ◎質の良い睡眠を促す…など。 循環の悪い状態で寝ても、質の良い睡眠はとれないのです。就寝2時間くらい前に、40度前後のぬるめのお湯に、15～20分かけてゆっくり浸かることが良い入浴法のポイントだそうです。湯船で温まり、身体の芯に冷えを残さないことで、リンパの流れもよくなり、寝ている間に疲労回復です。元気でいるために疲れは溜め込まないことが大事ですよね。

シニアに人気の温泉

シニアの旅行先として根強い人気を誇るのは温泉です。何歳になっても旅を楽しみたいアクティブなシニアが趣味を楽しむ観光地として温泉地を選ぶポイントは、「静か」で「落ち着いた雰囲気」です。生き生きしたシニアライフを満喫するために、温泉には美味しい食事や心の安らぐ景色、そして体をやさしく癒やしてくれるお湯など魅力がつまっています。体調に合わせた安心のんびり旅として、ホテルや旅館では、バリアフリーに力を入れたり、シニアに人気のある観光とセットになっているプランを開発しているところもあります。また、シニアを含めた家族旅行やシニア夫婦旅行の利用を割引するプランなど、シニアのニーズに積極的に応えることは支持を得る秘訣になります。2022年再開予定のGoToトラベル事業の変更点が正式に発表されました！コロナ禍で我慢を強いられた反動で増える「リベンジ消費」に期待が高まっています。企業側は、今まで以上に状況を把握し未来を見据えて、計画や準備をしていきましょう。

まとめ

今年も残すところ約1ヶ月となりました。コロナに振り回されたせいか、あっという間で驚きます。何かとせわしない年末が間近に迫ってきました。12月になると年賀状やら大掃除やらますます慌ただしくなります。段々と寒さが厳しくなりますが、健やかに新年を迎えられるよう、風邪などに負けず元気に過ごしましょう！シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。