コラム

紅葉の色づきが進むシーズンの到来です！季節の話題や日ごとに気温が下がり、秋の深まりを感じている方も多いのではないでしょうか。今日は、かつてない「この秋に動き」に注目してお伝えします。

シニアと紅葉の季節

日本の四季や文化を楽しみ、芸術・音楽・レジャー・仕事・出会い、人生で最も充実した時間を過ごす アクティブシニア。過ごしやすい気候の秋には、積み重ねてきた時間の中で、本物の価値を知り、『時』の楽しみ方を知り尽くしたアクティブシニアだからこそ分かる喜びが溢れています。「芸術の秋」と言われる季節にしか見る事の出来ない自然の衣替えを鑑賞する「紅葉」は魅力的です。スマホの普及により、誰でも手軽に写真を取れるようになりました。風景の移り変わりや人物の表情の一瞬を切り取る、写真撮影。花や空に広がる雲など、散歩中に気になったものを写真に記録することは最適な芸術活動です。何より、五感を働かせ心の栄養となり「健康の維持につながる」「コミュニケーションの活性化」「認知症の予防」など。シニアが直面する問題の解決につながることが期待できるものです。撮影した写真は写真共有サイトやSNSを利用して、周囲と共有できます。写真を通して同じ趣味の友人ができる可能性もあるでしょう。コンサートや観劇、美術展などに出かける人が増えるにつれ、鑑賞前後の飲食や関連グッズなどの周辺消費も拡大しているようです。

注目の「ステイケーション」

秋のレジャーの楽しみのひとつに「紅葉狩り」がありますね。今年は新型コロナウイルスの影響で、遠出をすることに少し抵抗がある方も多いと思います。いつもより近場の山で日帰り登山と紅葉狩りを楽しむプランやサービスが目立ちます。最近、よく使われている「ステイケーション」という言葉をご存知ですか？「stay（滞在する）」と「vacation（休暇）」を組み合わせた造語です。遠くに旅行に行くのではなく、「近場で楽しむ旅」としてコロナ禍の外出自粛によって遠出がしにくい今、新しい旅のスタイルとして注目されています。

そのポイント３つとして、＜（１）気軽に非日常を楽しむ　（２）いつもより贅沢に過ごす（３）感染リスクを減らせる＞です。

メリットとして大げさな旅行ではないものの手軽に非日常を味わえる点や、近場で楽に移動できる点などが挙げられます。そのため、移動にお金をかけない分を、宿泊施設や飲食に当てるなど、顧客心理が働きやすくなりますね。

ボジョレー・ヌーヴォー解禁

秋恒例となって、毎年テレビやメディアからも大きな話題を呼ぶ「ボジョレー・ヌーヴォー」の解禁日！2021年は11月18日で、既に予約が開始されています。「ボジョレー ヌーヴォー」とは、フランス・ボジョレー地区でその年に収穫されたブドウを使った新酒のこと。しかし、2021年は歴史的な規模の霜害がフランスを襲いました。その影響から、ボジョレー・ヌーヴォーの生産量は、例年より少ない見込みとなっているようです。購入を検討している方は、早めに手配したほうが良いかもしれません。全世界の人が一斉にボジョレー ヌーヴォーを飲み始めることを指す、まさにお祭り！ここ数年で、「ボジョレー・ヌーヴォー パーティー」を略して「ボジョパ」と呼び、普段ワインを飲まない人までも楽しんだりして、解禁日に家族や友人とを楽しむパーティーが話題となっていました。なかなか集まりづらいコロナ禍の今年は、お世話になった方や友人へのギフト、おうち時間を楽しむ新しいイベントとして盛り上げる企画として、一緒にゴージャスでリッチなパーティー向けの商品やサービスの提案も良いですね。

リベンジ消費の行方は？

日本銀行の試算より、国全体としてコロナ禍で使えなかったお金が、「強制貯蓄が20兆円」あるそうです。本当なら「消費していたはずの」お金が、国民1人当たり16万円。緊急事態宣言が解除され、新型コロナワクチンの接種が進み、経済正常化へ注目されているのが「リベンジ消費」です。コロナ禍で外出を制限され、不要不急の買い物を我慢してきた人々の購買意欲が爆発的に高まることで、旅行や外食、レジャーなどの消費意欲が期待されています。テレビ報道からは、既に高級車や高級腕時計が売れているそうです。これからリベンジ消費が起きるのか？新型コロナ感染者の減少傾向が続く今、様々な業界が注目しています。

まとめ

ワクチン接種の拡大で安全が保証されると、飲食や旅行などにも消費が広がり、地域経済全体の底上げになることへ期待を寄せたいところです。コロナ禍により消費行動に変化が起きました。変化は、新しい商品やサービスを生み出す好機でもあります。アイディアを活かす方法を一緒に考えましょう。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。