コラム

あなたは、デジタル技術の進化をどのように感じていますか？ 2023年にデジタル給与が解禁され、2024年には実際に導入して実施する企業も登場しています。まさに、キャッシュレスでお給料を受け取る新しい時代が到来しました。また、生成AI（人工知能）の進化もますます加速し、僕たちの生活にさまざまな形でデジタル技術が浸透しつつあります。毎年10月は「デジタル月間」とのことです。この機会に、シニア世代がデジタル技術を活用し、新たな一歩を踏み出す方法を一緒に考えてみましょう。

デジタルの日・デジタル月間

「デジタルの日」と「デジタル月間」をご存じですか？ 毎年10月は「デジタル月間」と定められ、デジタル化の取り組みがさらに加速し、個人や企業にとってデジタル技術を活用する大きな推進力となっています。さらに、10月の第一日曜日と月曜日は「デジタルの日」として、2021年から創設されました。「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を実現するため、社会全体でデジタルについて定期的に振り返り、体験し、見直す貴重な機会となっています。シニア世代にとっても、この機会は重要です。デジタル技術を取り入れることで、生活の質が向上し、日々の活動がより便利で効率的になります。例えば、オンラインでの医療相談やキャッシュレス決済、また学びの講座に電子書籍、さらに家族や友人とのリモートでのコミュニケーションが充実し、社会とのつながりを保つ手段が広がっていきます。シニアに優しいデジタル革命の波を起こすためにも、デジタルの可能性を知り、考える機会として、豊かな未来へつながる時間を使いたいですね。

新時代の「デジタル給与」とは？

お給料を受け取る際、現金振り込みが当たり前だと思っていませんか？ 2023年4月にデジタル給与が解禁され、キャッシュレスでお給料を受け取ることが可能になりました。銀行振り込みを通さず、PayPayや楽天ペイなどのスマホ決済サービスを使って給与を受け取れる仕組みです。国内初のケースとして、ソフトバンクグループでは2024年9月から「PayPay給与受取」を開始し、今後は導入する企業も増えると予想されています。キャッシュレス派にとっては、ポイント還元キャンペーンなどの特典も期待されるかもしれません。これからどのように変わっていくか注目です。この新しい給与受け取り方法は、銀行に足を運ぶ手間を省き、手数料を軽減するなど、スマートフォン１つで給与を管理できる便利な仕組みです。しかし、デジタル給与にはリスクも伴います。たとえば、資金移動業者が破綻した場合の補償や、不正利用に対するセキュリティ対策について、事前にしっかり確認することが大切です。

A Iによる人間と金魚の差

ソフトバンクと言えば、孫正義さんの『人間は金魚になる』という言葉をご存じでしょうか？ 孫さんは、20年後にはAIが人間の1万倍賢くなり、AIを活用する人としない人の間に大きな差が生まれると指摘しています。現在、生成AIを代表するChatGPTの進化により、誰でも簡単に画像や動画を作成し、文章や資料を生成できるようになりました。AI技術を活用すれば、複雑な作業が自動化され、日常生活の一コマや趣味の発信も簡単に行えます。今や、AIは僕たちの生活やビジネスにおいて重要な役割を果たすようになってきました。特に、AIはアイデアを生み出す力に優れ、発想のサポートに役立ちます。たとえば、シニア世代がこの技術を使って自分の経験や知識を発信することで、新たなコミュニティを築くことも可能です。ビジネスにおいても、AIを活用することで困難を解決したり、新たなインスピレーションやビジネスチャンスが広がるかもしれません。孫正義さんが指摘するように、AIを活用するかどうかで、今後の生活における格差が生まれる可能性は無視できません。AIを取り入れることで、新しい未来を切り開いてみてはいかがでしょうか？

70代からのデジタル挑戦に学ぶ

シニア世代の活躍として、70代でSNS（X）を始め、動画クリエイターやライティング講座に挑戦した、凛@高齢女子さんをご紹介します。彼女は介護中の夫を支えながら日々の生活を発信し、人生に迷う人々に寄り添う優しい言葉が、多くの共感を集めています。「高齢」という一見ネガティブな要素を「女子」というポジティブな言葉と掛け合わせ、見事にブランディングを築き上げました。ヘッダー作成を依頼しても「年寄りのは作れない」と何度も断られた経験を逆手に取り、自らの物語を発信のテーマにした結果、720万人にリーチし、フォロワーは4.9万人に達しています。また、彼女は自分の経験を基にKindleで電子出版し、その後商業出版という新たなステージへと進まれました。弱みを強みに変える彼女のマーケティング戦略は、シニア世代にとって大きな励ましとなる事例です。

まとめ

デジタル技術の進化は、シニア世代にも大きなチャンスをもたらしています。その力を活用することで、年齢に関係なく自己表現やビジネスチャンスを広げることができます。デジタル技術を取り入れることで、何歳からでも新しい挑戦を始め、新たなステージに進ことができます。この機会に、新たな一歩を踏み出してみませんか？シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。