コラム

シニアから始める「将棋」の楽しみ方

2022.02.17
シニアマーケティング

北京冬季オリンピック2022では、日本勢選手たちのメダル獲得や数々のドラマで盛り上がっていますね。どんな感動のシーンに心を動かされましたか?さらに、連日の報道でオリンピック選手がもてはやされる中で、虎視眈々と大記録を成し遂げた、将棋の藤井聡太プロ棋士(19歳)の史上最年少五冠達成もありました。10代でこの強さは驚くべきものです。こうした元気と勇気をもらう明るい話題は嬉しいですね!今日は、「将棋の世界」に注目し、未来を切り拓く強さと影響力について取り上げます。

藤井聡太プロ棋士の経済効果

 

北京オリンピックに隠れて前回ほど騒がしくないですが、将棋の藤井聡太四冠は王将戦を制して、ついに史上最年少の五冠に!新たな歴史を刻みました。紙一重の戦いが続く中での偉業は見事というほかありません。藤井聡太新王将について、僕は去年末のニュースレターでも話題にして熱く語ったことが現実になり感動です!ますます、人間の限界を超えた知性を持つ領域にいるように思います。そればかりでなく、圧倒的な経済効果です。おやつを食べただけで完売が続出する現象まで巻き起こす影響力には、目を見張るものがあり、非常に高い広告効果を秘めています。その大きな理由には、ネット配信の普及によって多くの対局をリアルタイムでフル視聴できるようになったことでしょう。これまでの将棋界では考えられないことだったため、ネット中継はブームを巻き起こす一つの要因と考えられます。その背景から注目されるようになったのが、棋士が対局中に食べるおやつや食事などの「将棋メシ」です。特に、ABEMA TVなどのネット中継では各棋士が注文した食事が紹介されるため、SNSなどでも話題になっています。

将棋とビジネスの共通点とは?

 

将棋の考え方には、ビジネスとの共通点が多いことから将棋好きの経営者も少なくありません。将棋には。ビジネスの意思決定における「原則」「例外」の連続を疑似体験でき、粘り強く考え、しぶとく戦う「思考の体力」が養われるところがあります。また、相手の側に立つという視点の「転換法」や、「戦略を立てて実行し、状況に応じて戦略を組み直していく」ところはビジネス戦略に通じます。コロナ禍により目まぐるしく時代が移り変わる中で、ビジネスの世界は刻々と変化しています。その中で、働き方や仕事のやり方にも変化が求められています。もはや、「先が読めない」という言葉は、お馴染みのフレーズとなって、よく耳にします。将棋もまた、「先を読む」のが大変なゲームですから、激動の時代を生き抜くヒントに役立ててみると良いかもしれません。

「観る将」と「指す将」の楽しみ方

 

将棋の世界は、「敷居が高く難しい」というイメージを抱く方も多かったのではないでしょうか。しかし、最近は、ずいぶんと変わってきたようです。将棋の楽しみ方として観戦専門の人たちが増え、それを「観る将棋ファン」、略して「観る将(みるしょう)」と言われています。自分で対局を行うことがほとんどない人のことだそうです。対して、自分で対局も行う人のことを「指す将(さすしょう)」のように言う場合もあるそうです。「観る将」の中には、ほとんどルールを知らなくても、特定の棋士・対局姿・対局中に食べるご飯などに興味を示す人、昔によく指していた有段者で、今はプロの対局中継を視聴するだけの人もいて、とにかく多彩です。ちなみに、僕は少し指しますが、もっぱら観るのは好きでABEMA TVで対局を視聴しハラハラドキドキしていた「観る将」です。

シニアから始める将棋のススメ

 

時代が変わっても、シニアに根強い人気の「将棋」です。しかも、前頭葉が鍛えられることも分かってきたことから、教育の現場でも子供の頃から習わせる人も増えています。シニアにとっては、頭を使って対戦し、手先も使うので、脳トレや認知症予防に最適です。最近では、スマホの将棋アプリも次々と登場しています。とても種類が多くありますが、人気の無料アプリ3選を紹介します。自分のレベルに合ったアプリが見つかれば、より楽しめます。ぜひ、チェックしてください!

 

<無料の将棋アプリ3選>

(1)将皇 将棋のルールなどを細かく解説してくれるアプリです。 ビギナーからベテランまで幅広く楽しめる機能があります。

(2)ぴよ将棋 可愛い「ひよこ」との対戦ができる将棋アプリです。 これから将棋アプリを利用してみたい女性にもお勧めです。

(3)将棋ウォーズ 将棋好きにおすすめの定番アプリです。 本格的な対戦をオンラインで行えて美しいグラフィックです。

まとめ

 

シニア層にも明るい影響をもたらす藤井聡太プロ棋士の活躍には、今後さらに「将棋ブーム」が盛り上がる可能性があると考えられます。八冠獲得にも期待が高まり、益々のご活躍を祈念いたします。 将棋といえば、将棋界に彗星のごとく現れ、タイトル戦に挑む異端の棋士の小説「盤上の向日葵」という本を思い出します。将棋があまりわからない方でも結構嵌ってしまう小説ですので、気になる方はぜひ読んでみてください。

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