コラム

早いもので今年も残すところ僅かとなりました。年の瀬から新年へ向けて、忙しさも大詰めの頃、今年も冬至を迎えました。冬至が過ぎればだんだん日が長くなり、そこから春に向かっていくわけです。新年を迎えるまでの準備期間において、何をするか、重要になってきます。今日は、「計画」について取り上げてお伝えします。

古き良き「招福」の知恵

冬至は、一年の中でもっとも日照時間が短い日で、生命の再生を意味する、神聖な日とされています。どんな「冬至」を迎えましたか？冬至と言えば、南瓜（カボチャ）に、ゆず湯(風呂)ですね！栄養価の高い南瓜を食べたり、ゆず湯に入ったり…、健康に冬の寒さを乗り越える方法でもあります。また、東洋の考えでは、冬至の日を堺に、自然界の流れが変わる分岐点とされています。冬至の別名、「一陽来復」厳しさは過ぎ去り、あとは良くなるしかない！ことを意味する「陰極まれば陽に転ず」です。これまで望む方向に進めなかった、解決方法を模索中だった方も、一陽来復のチャンスがやってきました。陽が沈み、また登るように、上手くいかなった習慣や思い込みを手放して、新しい視点に心を向けて生まれ変わりましょう！という考え方です。古くから伝わってきた日本の風習には、生き抜くための知恵が詰まっていますね。

新しい一年を迎える計画

「一年の計は元旦にあり」という言葉があるように、新しい一年を迎えるにあたり、その一年になすべきことを、年の初めの元旦に目標と計画を立てること。何事も始める時には、きちんとした計画をたてなくてはならない。そうすることで、その一年が有意義な一年になるという教えです。例えば、撒いた種が、芽を出し、葉を伸ばし、花を咲かせ、実をならす。何か、収穫をしたければ、ただ土を眺めていても始まりませんよね。自然の摂理という四季のように、凍える冬には、しっかりと養分を吸い上げて、発芽力を蓄える時期もあることで、光に向かって芽を出す準備をしていきます。必要なプロセスを無視して、焦って慌ててしまわないように準備は大切ですね。最高の一年に向けて、仕込みをしていきましょう。

「フレームワーク」の活用

マーケティング戦略に沿って商品やサービスの売上を伸ばすためには、適切に情報を集めて市場を分析することが大切です。また、分析結果をうまくマーケティング戦略に活かすためには、「フレームワーク」の活用も重要です。ビジネスにおけるフレームワークとは、戦略を立てたり要因を分析したりする際に用いられる思考の枠組みのことを指します。例えば、３つの視点で分類すると下記になります。

（１）現状分析　→ ＜３C分析/SWOT分析/PEST分析＞など

（２）マーケティング戦略の立案 → ＜３STP分析/4P分析/4C分析＞など

（３）目標設定や振り返り→ ＜PDCA/ SMART/MECE＞など

こうしたフレームワークを使うことで、解決したい課題をいくつかの要素に分解して整理し、状況に適した施策をスムーズに立案できるようになる利点があります。企業に適したマーケティング戦略を練るためには、フレームワークごとの特徴を理解したうえで必要に応じてうまく組み合わせ活用していくことが鍵となります。

1月のシニア向け販促ポイント

新年の幕開けである1月には、様々なお店で初売りが行われ、福袋や新春割引セールなどのキャンペーンが行われることが多いです。また、着付け目的で美容院の需要が伸びたり、イベントなど会合目的での飲食店の予約が増えたりすると考えられます。季節の特徴や状況と引き続きコロナ感染対策を踏まえて、販促計画を立て、マーケティング活動に役立てましょう。

＜シニア向け販促ポイント＞

◎お正月・新年 ＊新年のご挨拶を兼ねたお正月クーポンの配信 ＊新年を迎え新しく習い事などチャレンジを始める方が 長期継続できるようなポイント還元など仕組みの導入

◎成人式＆受験シーズン ＊シニア世代がお孫さん向けに応援やお祝いとして想いを届ける 一生に一度の思い出になるような魅力的な商品やサービスの提供

◎大寒（寒さ＆乾燥対策） ＊風邪やインフルエンザ、ヒートショックなどの対策 ＊部屋の温度差をなくすための対策 （※暖房器具設置や断熱リフォームのご提案など） ＊喉の加湿＆肌の保湿などの対策 素晴らしい日本の伝統を大切にすることもシニア層の特徴です。

だからこそ、豪華に明るい気持ちで、新年を迎えられるよう「招福」をテーマにしたアイテムやサービスを提供し、笑顔と元気を届けたいですね。

まとめ

年末年始のイベントが活気づく時期です。これから寒さもより一層厳しくなりますが、先人の知恵を借り、風邪など引かぬよう体調を整えて、清々しく新しい年を迎えたいですね。皆様とのご縁に感謝し、健康と平安を祈願いたします。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい！」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。