コラム

シニアのためのAIの可能性を探る

2023.02.21
シニアマーケティング

早咲き桜が開花した景色に春を感じる今日この頃です。近年、「AI(人工知能)」を耳にすることが多くありませんか?掃除ロボットに画像や音声認識などの他にも、実用化されたAIの進化が加速しています。シニアの方々にとって、AI技術はどのような可能性をもたらすのでしょうか。この記事では、AIを使ってシニア世代が楽しみながら活動を楽にしていく方法を探り、AIを活用する上での注意点も取り上げて紹介します。ぜひご一読ください。

シニアのためのAIの活用

 

現在は、飛躍的に市場シェアを拡大させていているAI(人工知能)搭載のスピーカーGoogleやAmazonを筆頭に、LINEやSONYなども、各社さまざまな製品を発表しています。例えば、「Amazon Alexa」のように、音声で操作できるのでシニアでも使いやすく生活の補助になり、結果的に高齢者の自立支援になる可能性を持っています。年齢を重ねると視力や聴力が落ちて、体を動かすのが大変になっていきます。もちろん運動は必要ですが、AIスピーカーと自宅の家電などをリンクさせて、テレビや電気のスイッチは声で指示して電源が入るようすることで、シニアが会話する繋がりを保ち楽しく過ごせる機能を提供し、優しい環境を作ることができます。日常生活を優しくリマインドするような簡単なものから、認知機能を刺激するような難しいものまで、さまざまなものがあります。シニアのニーズに合わせてカスタマイズできるため、貴重な支援源となる可能性があります。A I技術を活用することで、シニア層は日常生活だけでなく、周囲の人にも有意義な影響を与えることができるのです。

今、AI自動文章生成ツールが注目!

 

最近は、ビジネスだけでなく日常的に、SNSやブログなど文章化して表現する機会や場面が多くなってきましたよね。よくある一般的な悩みとして「書く時間がない」「筆が進まない」「文章を書くのがしんどい」ことってありませんか?そんな課題を解消して、仕事に革命を起こすとして注目されるのが「文章作生成AI」、または「AIライティング」と言われています。文章作成を自動化・最適化するために設計された人工知能のことで、人間がテキストを入力→AIが分析→数秒で最適な提案が返ってきます。利用する最大のメリットは、その精度とスピードです。ほとんど無料でお試し利用できる文章生成AIツールには、いくつか種類があります。その中から、人気がある2つを紹介します。① Catchy(日本製)/ ② ChatGPT(海外製)、どちらも無料ユーザで使えます。英語が苦手な人や日本製で安心・安全第一という理由でCatchy(キャッチー)が使いやすそうです。生成ツールはキャッチコピー、記事生成、新規事業の企画提案など140種以上で、活用頻度が多い人は、サブスク有料ユーザや単発で追加クレジットも買えるサービスです。もっと詳しく知りたい人は、実際の使い方などをプロのライターの方々がYouTubeでも発信していますので検索してみてください。

AI文章ツールが得意・苦手なことは?

 

ご紹介した、AI自動文章生成ツールは、一から文章を考える時間を節約できるため、ビジネスではホームページ・広告・資料・メールの文章をより効率的に取り組めます。ただし、人間に寄り添った文章を書くことは難しいです。まだ精度の発展途上なので、事実と異なること、文法や日本語に違和感も出てきます。最終的には、やはり人間が手を加えて使うことが有効な活用ポイントになります。その理由に、AIにも得意なこと苦手なことが見られます。例えば、「AIが得意なこと」主な3つは、①統計やデータなど答えが明確なこと②自分で閃かないアイディア出し③言葉の選択肢を増やすことです。そして、「AIが苦手なこと」主な3つは、①流行やトレンドなど推測が必要なもの②レビューや感想などの実体験③感情に訴えかける文章です。とは言え「AI」なので、どんどん学習していき文章の精度もアップされる点が、すごくないですか!また、1つのテーマに対して複数作成されるのも面白いですね。AIの特徴を押さえ、想いを届ける相手は人間ということを意識して試してみてください。

シニアの体験談や自分史を本にする

 

Amazonが「Kindle(キンドル)本」という電子書籍の方法で、個人が出版社を通さず無料で本を出版する仕組みを作ったことをご存知ですか?つまり、誰でも本を出版することへ挑戦ができる時代なりました。電子書籍ですから、スマホやタブレットやパソコンで読む本です。経験豊富なシニアの方々は、自分の体験談を整理し、人生を振り返ってみる機会にもなるのではないでしょうか。その作業にAIツールが使え、新たな学びへ取り組む刺激もあり、より人生が充実してくるかも知れません。新たな分野への一歩は、わからないことを調べて出来ることが増えて、自分の成長が実感できます。どちらも、I T機器の扱いなどが必要になりますので、シニアを対象にした講座やサポートするビジネスも増えてくるかも知れませんね。

まとめ

 

ますます注目されるAI(人工知能)。将来、AIによって仕事が奪われるとの不安の声もありますが、AIを恐れるのでなく、「AIをどう使うかを考える」時代になってきたようです。AIとの違いを意識し、人間しかできない強みを生かして、人の幸せのために、人工知能を使っていきたいですね。シニア市場のビジネスを「もっと詳しく知りたい!」 という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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